上海への留学

「古蜀に出会う:三星堆没入式光影芸術展」世界巡回展初展が上海で開催

study.edu.sh.gov.cn Aug 8, 2023

8月3日、「古蜀に出会う:三星堆没入式光影芸術展」世界巡回展の初展が上海で開催された(古蜀:古代の国家、四川盆地にある蜀国)。中国文化財保護基金会、中国文化財交流センター、中国対外文化集団有限公司が支援し、中国文化国際旅行社有限公司、北京中創文旅文化産業集団が主催し、遇見博物館が実施する同展は科学技術を駆使して、現代視点から見る三星堆宇宙を解釈し、体感がインタラクティブで、音声と光と影が交互に融合する新しい展示体験を作り出す。

関係筋によると、同展は「古蜀覓跡」「敬事神明」「神国万象」「夢回古蜀」(光と影のショー)という4つの部分に分かれている。展示形式から見れば、静的展示と光と影のショーの2つの部分に分かれている。「古蜀覓跡」「敬事神明」「神国万象」の3つの部分は静的な展示であり、古蜀の要素を抽出し、大規模なシーンを再現させ、文化財の模造品を展示し、デジタルマルチメディアでインタラクティブ交流をすることを通し、三星堆の考古学的発見、生産生活、祭祀文化、信仰システムなどを再現している。その中に青銅神樹、大立人像、三星堆大仮面、縦目仮面、人頭像などの三星堆文化の代表的文化財の模造品を見ると、古蜀への臨場感を感じ、光と影のショーのインスピレーションを全方位に感じることができる。第4部分である「夢回古蜀」光と影のショーは、約1000平方メートルの没入式のデジタル化光と影のスペース、30分間の光と影の視聴覚体験を通し、そしてデジタル光と影の技術と芸術表現手法を融合し、神秘的で輝かしい古蜀文明の世界を再現する。

また、同展の特徴といえば、没入式体験とインタラクティブな体験である。高さが約3メートルの三星堆仮面実物の光と影のショーは光と影の効果が生んだ幻想的な雰囲気からはじめ、また数十個の三星堆の謎について展示し、来場者を引き込る。体感のインタラクティブな交流も設けられており、定点認識によって古蜀人となる自分の姿を映り出すことができ、体が動ければ、映っている古蜀人も踊ったりし、現代人と古蜀人が時空を超えて交流しているかのようである。