写真・華東師範大学

華東師範大学は国立大学であり、教育部直属大学で、教育部と上海市人民政府が重点的に建設した総合的研究型大学である。学校は1951年10月16日、大夏大学（1924年）と光華大学（1925年）をもとに、復旦大学や同済大学などの一部の専攻を取り込み、創立された。1959年、全国16の重点的大学の1つとして選ばれた。1972年、上海師範学院、上海体育学院などと合併し、上海師範大学と改称。1978年、再び重点的大学として認定された。1980年、華東師範大学という元校名に戻した。1986年、国務院の許可を得て修士課程を設置する33校の1つとなった。1996年、「211工程」国家重点的建設大学に選ばれた。1997年～1998年、上海幼児師範高等専科学校、上海教育学院、上海第二教育学院を吸収合併。2002年、上海市高等教育機関配置・構造調整の戦略部署により、閔行キャンパスの設置を決定した。2006年、国家「985工程」大学に選ばれた。2017年、国家世界一流大学建設高等教育機関A類に選ばれた。

徳を立たせ、人材を育成し、高くて遠いところを目指す。新中国成立以来最初の社会主義師範系大学として、学校は「知恵の創造・獲得、品性の養い、民族と社会の発展」との崇高な理想を掲げ、「実を求めてイノベーションを実現させ、教師としての責任を全う」校訓の精神を守り、党の教育方針や各種意思決定を全面的に徹底し、徳を立たせ、人材を育成するという根本的任務を完遂し、党のための人材を育成する。

学校は地球科学学部、教育学部、経済・管理学部、情報学部という4つの学部、人文社会科学学院（中国語中国文化専攻、歴史学専攻、哲学専攻、政治学専攻などを含む）、マルキシズム学院、法学院、対外中国語中国文化学院、心理・認識科学学院、体育・健康学院、コミュニケーション学院、音楽学院、芸術学院、デザイナー学院、数学科学学院、物理・材料科学院、化学・分子工学科学院、生命科学院、情報科学技術学院、コンピュータ科学・ソフトウェア工学院、データ科学・工学院、通信電子工学院、地理科学学院、都市・地域科学学院、生態・環境科学学院、海洋科学学院、教師・教育学院、経済学院、経営学院、公共管理学院、統計学院、アジア・ヨーロッパ商学院、計30の全日制学院、孟憲承書院、経管書院、大夏書院、光華書院という4つの書院、思勉人文主義ハイレベル研究所、国際関係・地域発展研究所、河口・海岸科学研究所、都市発展研究院、国家教育・マクロ政策研究院、転換科学技術連合研究院、崇明生態研究院、脳科学教育・イノベーション研究院という8つの研究院（所）、河口・海岸国家重点実験室、精密スペクトル科学技術国家重点実験室という2つの国家重点実験室、開放教育学院（または上海教師発展学院）、イノベーション創業学院という2つの管理型学院、中学校長を養成するための研修センターが開設されている。

2020年10月までに、博士号を授与できる一級学科30学科、一級学科修士号を授与できる一級学科36学科があり、修士学位21種類、教育学博士学位、ポストドクター科学研究流動所26か所、学部専攻84種類がある。うち教育学、地理学という2つの一級学科国家重点学科、5つの二級学科国家重点学科、5つの国家重点育成学科、12種類の教育部A類学科、6つの上海市高峰学科（I類2つ，II類2つ，IV類2つ）、12種類の上海市重点学科と17種類の上海市一流学科（A類4つ、B類13種類）が開設されている。

学校は国際協力交流を重視し、フランスエコール・ノルマル・シュペリウール、ペンシルベニア大学、ニューヨーク大学、東京大学など世界有名大学と戦略協力関係を築き、世界300校以上の大学、科学研究機構と学術協力及び交流協議を結んだ。