上海への留学

異郷もまた故郷:上海大学留学生たちの特別な元宵節の思い出

Mar 18, 2026

  旧暦1月15日の元宵節にあたるこの日、上海大学の留学生たちは宝山区の羅店美蘭西湖公園と嘉定区の州橋老街を訪れ、「見て楽しい、食べて美味しい、遊んで面白い」をコンセプトにした園遊会で中国の伝統文化を体験。華やかな灯りと人波の中で、心温まる元宵節の思い出を作りました。

  宝山区で開催された「元宵游園会」のメインステージでは、上海大学「海翼」国際学生合唱団が中国の伝統衣装をまとい、「如愿」を合唱。海を越えた願いを歌声に乗せ、国際色豊かな元宵節の祝典に文化交流の彩りを添えました。

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  【画像:上海大学「海翼」国際学生合唱団】

  一方、嘉定区の州橋老街を訪れた留学生たちは、午後から百合書院で昆曲の水袖技法を体験。南スーダン出身の高明さんは先生の一挙手一投足を真剣にまねながら、繊細な動きの美しさに魅了されていました。メイクアップ体験コーナーでは、アゼルバイジャンからの留学生が伝統的な舞台化粧を施し、衣装に袖を通して鏡の前に立つと、「中国の伝統芸能の美しさに胸が高鳴る」と笑顔を見せました。

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  【画像:留学生たちが昆曲の衣装と化粧を体験】

  夕暮れが訪れると、湯気の立つ元宵団子が振る舞われ、留学生たちは温かなひとときを共有。その後は兎灯りの手作り体験に挑戦し、丁寧に切り絵を貼りながら組み立てていきました。完成した灯りを手にした学生は「自分で作った灯りには、特別な意味がある」と嬉しそうに語ります。老街では獅子舞が始まり、学生たちは手作りの兎灯りを手に、魚の形をした灯りの巡行に加わりました。中国の人々と肩を並べて古い橋を渡りながら、灯りと水影が織りなす江南の夜に思いを馳せました。

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  【画像:灯りの中での元宵節の温かさを感じる留学生たち】

  舞台での歌唱から老街での体験まで、この元宵節は留学生たちにとって、中国文化を間近で感じるだけでなく、自らがその担い手となる一日となりました。輝く灯りの下で笑顔があふれ、伝統と現代が交わるこの街で、彼らはそれぞれの言葉で“いまの中国”を語りかけます。多様な文化の出会いが、古くからの祭りに新たな息吹を吹き込んでいました。

  出典:上海大学留学生