華東理工大学が第六回国際文化節を開催
Nov 18, 2025
11月10日、華東理工大学第六回国際文化節が徐匯キャンパスの大芝生広場で開催されました。今回のテーマは「Hello, World @ECUST」。学内の学生や教職員、地域住民ら延べ1,000人以上が参加し、多文化が交流するキャンパスの祭典を繰り広げました。
開幕式には、華東理工大学党委員会副書記の沈海涛氏、アラブ首長国連邦(UAE)駐上海総領事のムハナード・ナクビ閣下をはじめ、中国銀行股份有限公司上海市梅隴支店長の朱佳敏氏、深城投集団華東区域公司総経理の江親廷氏、党委員会学生工作部長の崔姗姗氏、国際教育学院長の李霄鵬氏、共青団委員会書記の魏星氏が出席しました。

沈海涛副書記は挨拶で、「近年、本校は国際化戦略を絶えず深化させ、世界170以上の大学や研究機関と安定した協力関係を構築してきました。さらに『名刺一枚、柱三本』という新たな留学生態系を確立し、国際学生の規模は持続的に拡大しています。国際学生たちは華東理工大学のキャンパスを多様な文明が交差し、青春の夢が花開く肥沃な土壌としました」と述べ、国籍を問わずすべての学生が文化の使者、友好の架け橋として人類運命共同体に貢献するよう激励しました。

特別ゲストとして登壇したUAE駐上海総領事のムハナード・ナクビ閣下は、「UAEと中国は国民の心が通い、文化が融和しています。現在、37名のUAE学生が華東理工大学で学んでおり、華東理工大学はUAE学生を受け入れる最大規模の中国大学となりました。これは両国間の教育協力が着実に進展している証であるだけでなく、青年交流という次元におけるUAEと中国の友好関係の現れです」と指摘しました。

また、第八回輸入博覧会に参加するため遥々中国を訪れていたUAEのアヤラ舞踊団もキャンパスを訪れ、民族色豊かなパフォーマンスを披露。会場全体の注目を集める見どころとなりました。

続く国際文芸パフォーマンスでは、優雅な中国民族舞踊、力強くも壮大なモンゴルの歌と舞、しなやかなタイ舞踊、活力に満ちたマレーシアのメドレー、情熱的なパキスタンのダンスなど、多様な形式のプログラムが登場。会場の観客からは絶え間ない拍手が送られました。

今回の文化節の中核をなしたのは、22カ国を網羅する文化ブースです。各国の学生たちは、伝統料理、民族衣装、楽器、工芸品など、さまざまな形式で独自の地域文化を紹介。学内外の学生や教職員、地域住民はブース前に足を止め、サウジアラビアの「ヘナ」ハンドペインティングからシエラレオネのドライフルーツ、イエメンのハーブからマレーシアのココナッツジュースサンドイッチ、ブラジルのフォトスポットからモンゴルの鹿骨サイコロまで、家にいながら世界を体験できる展示を楽しみました。


会場では、中国人学生が各国ブースを訪れ、目を輝かせながら感嘆の声を上げ、キャンパス文化の多様な活力を実感。国際学生たちは進んで説明し、温かく招待し、料理や工芸品を通じてコミュニケーションの架け橋を築きました。一度の握手、一枚の写真、一言の会話が、温かな流れへと集約されていきました。この祭典は単なる展示にとどまらず、つながりを生み出す場となりました。中国の学生には地元で世界を抱きしめる機会を、国際学生には異国での帰属感をもたらし、文明が互いに学び合い、友情が永遠に続くキャンパスの楽章を共に綴ったとも言えるでしょう。
出典:華理留学生
