上海への留学

上海外国語大学留学生が第4回上海国際学生太極拳親善試合で好成績を獲得

Jun 18, 2025

202567日、第1回「中寧塑業杯」・第4回上海国際学生太極拳親善試合が上海大学宝山キャンパスで開催されました。優雅な中国古典音楽が流れる中、太極拳の練習着をまとった出場選手たちが次々と登場し、中外文化交流が薫る太極拳の祭典が幕を開けました。今回は長江デルタ地域の16大学から国際学生が集い、技を競いました。上海外国語大学国際学生代表チームは個人戦15名、団体戦7名が出場。拳を通じて友情を育み、柔剛一体の動きで太極拳文化の独特な魅力を存分に発揮しました。

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1. 上海外国語大学留学生チームが好成績を勝ち取る

大会会場では、出場選手たちが生き生きとした表情で登場。競技場では、雲が流れ水が巡るような滑らかな動きで、一挙手一投足に太極拳の神髄が表れていました。激戦を経て、本学国際学生代表チームは確かな基礎と優れたパフォーマンスにより、団体戦で三等賞を受賞。個人戦ではさらに目覚ましい活躍を見せ、朱哲涵さんと蒲海喬さんが一等賞、尓玉さんと宝夜琳さんが二等賞、博塔さん、朱予墨さん、秋月さん、葉子さんが三等賞、阮氏紅英さんとダリさんが優秀賞を獲得しました。

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いい成績を収めるため、上海外国語大学の出場留学生たちは事前に熱心な練習を重ねました。わずか1ヶ月間で、専門教師の指導のもと、一つ一つの動きを繰り返し磨き上げ、競技場で太極拳の真髄を完璧に表現しようと努めました。大会後、受賞者たちは「この大会に参加したことで、中国伝統文化への理解と愛情が深まっただけでなく、他大学の国際学生と交流する貴重な経験も得られました」と嬉しそうに語りました。

2. 太極拳の舞台で個性を発揮

ロシア出身の1年生・宝夜琳さんはキャプテンとしてチームを率い、多くの練習を積み重ねました。大会当日は仲間と励まし合い、個人戦でも団体パフォーマンスでも全力を尽くしました。「太極拳には深遠な中国文化が込められています。学びと競技の過程そのものを楽しんでいます」と宝夜琳さんは語りました。

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ベトナム出身の阮氏紅英さんは、陰陽が調和し剛柔相済む太極拳の独特な魅力に引き付けられ、古代の知恵と中国伝統文化の奥深さに感嘆しました。大会数日前に足を負傷しながらも、阮さんは歯を食いしばって出場を決意。「みんなの努力を無駄にしたくありませんでした。痛みは我慢すればそのうち消えます」というこのひたむきな姿勢が、チームの三等賞獲得を後押ししました。

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一方、タイ出身の朱予墨さんは、太極拳の優美で流れるような動きから心身のリラクゼーションを得るとともに、最後までやりきる精神と自らを厳しく律する能力も鍛えられました。準備期間中は毎日練習を欠かさず、動きの意味とリズムを深く理解しようと努めました。「この経験で太極拳のスキルが向上しただけでなく、多くの志を同じくする仲間と出会えました」と朱さんは話し、今後も太極拳を通じて中国伝統文化をさらに探求したいと語りました。

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大学側は「今回の太極拳親善大会での輝かしい成績は、留学生が積極的に中国文化に溶け込み、自らの総合的な素養を高めようとする努力の表れです」と語り、また「これは本学の国際文化交流の分野においても華やかな一ページを加えるものとなりました。」と高く評価しました。

 

出典:上海外国語大学留学部