『僑海講壇』留学生交流会が成功裏に開催
Jun 13, 2025
6月6日、「雲間を探訪、G60に向けて奮闘」大学生実践プロジェクトの一環として、致公党東華大学委員会の主催により、「僑海(華僑・留学生・海外人材)講壇」留学生交流会が開催されました。本イベントは東華大学第5回「僑青文化祭」の特色ある活動として、松江区人材発展サービスセンター、致公党東華大学委員会、東華大学国際教育センターの共催により実施されました。「科学技術体験+座談交流+文化体験+農村訪問」という4つの柱からなる実践活動を通じて、留学生が長江デルタG60科学技術回廊の成長力を肌で感じ、松江区が持つ国際的な若手人材への吸引力を高めることを目的としています。
科学技術体験:イノベーションの最先端に焦点
イベントの最初のプログラムとして、東華大学の教員と学生たちは上海安譜実験科技株式会社を訪問。同社が分析検査や科学研究サービス分野で達成した技術革新とその産業応用について詳しく学び、松江のハイテク企業が持つ技術力の高さを実感しました。


座談交流:発展の機会を共に語る
松江区葉榭鎮人民代表大会主席の胡偉強氏、松江区人材発展サービスセンター副主任の王俊氏、上海安譜実験科技株式会社党委員会書記の江晨舟氏、同社副総経理の邵明華氏、致公党東華大学委員会委員長で分析テストセンター所長の楊曙光氏が会議に出席しました。致公党東華大学委員会の党員と東華大学国際教育センターの留学生代表など20名以上が参加しました。



座談会では、邵明華氏は上海安譜実験科技株式会社が手がける国産設備の導入促進における最新成果を紹介。「当社の技術と松江の産業基盤が、海外の若手人材にとって中国の技術革新を理解する重要なプラットフォームとなることを期待します」と述べました。胡偉強氏は葉榭鎮の基本情報から、経済発展の現状、産業連携の成果、さらに地域特有の文化・観光資源までを包括的に解説。地域の魅力を多角的にアピールしました。王俊氏は外国人向け就労許可制度をはじめとする人材政策について詳細に説明。楊曙光氏は「僑海講壇」の今後の展開について、「交流プログラムの充実と持続可能な協力体制の構築を推進していきたい」と今後のビジョンを語りました。東華大学国際教育センター留学生指導員の劉美玲氏は留学生の就職支援を踏まえ、「学生たちがより多くの実践的な交流機会を得られるよう、引き続きサポートしていきたい」と教育現場の立場から意見を述べました。
文化体験:無形文化遺産の手作り体験
留学生たちは無形文化遺産伝承者の指導を受けながら、「蓬を使った伝統的な筬布の香り袋」作りに挑戦。江南地方の民俗文化と無形文化遺産を体感するこのワークショップでは、参加者たちが熱心に制作に取り組み、中国の伝統工芸に対する理解を深めました。農村振興政策がもたらした文化の再生と発展を実感できる貴重な機会となり、会場には終始笑顔と活気があふれていました。


農村訪問:振興のモデルを目の当たりに
参加者たちは全国文明村である井凌橋村を訪れ、「井陌花開」植物芸術工房や「光隠・花隅」民宿など、農業・文化・観光が融合した新しい取り組みを目の当たりにしました。留学生たちはあちこちで立ち止まっては写真を撮影し、松江の都市と農村が調和した美しい景観と、そこに息づく人々の温かさに深く感動している様子でした。


関係者の説明によれば、致公党東華大学委員会は2021年5月から、「僑海」という独自の特徴を活かし、「僑海講壇」という教育ブランドを立ち上げました。今後、「僑海講壇」は「大学と地域の連動」「学内協力」「キャンパス間協力」を推進する重要な活動として、中華優良文化の普及、中国ストーリーの発信、海外華僑・留学生ネットワークの強化に持続的に尽力し、国際的人材育成や民間レベルでの国際交流事業の展開などにおいて統一戦線としての社会的影響力を発揮していくとのことです。
