上海応用技術大学、中国・ラオスエンジニアカレッジ設立
Oct 9, 2024
9月25日、上海応用技術大学とラオスのスパノボン大学が共同で設立した中国・ラオスエンジニアカレッジが正式に開校され、『二大学間協力の覚書』の調印式も同日行われた。同カレッジは、瀾滄・メコン流域とASEAN諸国において、最も必要とされる鉄道工学分野におけるイノベーション人材を育成し、上海版「天佑学堂」を創設することを目的する。
(写真・上海教育)
同カレッジは「カスタマイズコース」の形で授業を行う。上海応用技術大学は、ラオスのスパノボン大学に鉄道工学の講義を担当する教師を派遣し、双方の人材育成、研究協力、文化交流をさらに促進し、中国とラオスの鉄道工学の高等教育における協力を深化させrる。
上海応用技術大学は早くも2009年に軌道交通学部を設立し、以来、中国・ラオス互恵協力の旗艦プロジェクトである中国・ラオス鉄道の予備調査、設計・コンサルティング、建設検査を担当する教員を派遣してきた。2018年以来、ラオスの大学は鉄道関連の専門知識を学ばせるために学生を上海に派遣した。上海応用技術大学はまた、「一帯一路」沿線諸国に高度鉄道技術を持つ現地人材を育成するための中国初の 「中国-ラオス鉄道プレミアムクラス」を設立し、「一帯一路」中国・ラオス鉄道工学分野におけるグロバール人材の育成を開始した。2021年、同大学は「一帯一路」瀾滄・メコン鉄道相互接続センターを設立し、同センターは上海市「一帯一路」中国-ラオス鉄道工学国際共同実験室に認定された。2021年12月3日、中国-ラオス鉄道が開通され、この地域の経済繁栄と発展に新たな活力を注入した。上海で教育や訓練を受けたラオス人の留学生は現在、中国-ラオス鉄道の運行ルート沿線で多くの分野で活躍している。
(写真・上海教育)
中国・ラオスエンジニアカレッジは中国とラオスの両国が鉄道及び関連分野でより高いレベルの交流と協力を行うための実践の場となり、中国とラオスの両国が国境を越えたイノベーションと協力を展開するための新たなプラットフォームとなるのであろう。
情報源:上海教育