世界的に有名なデータ分析サービス会社であるクラリベイト・アナリティクスは 6 月 20 日、2023年ジャーナルサイテーションレポート（Journal Citation Reports™ 、JCR™) を発表しました。上海交通大学の22の学術誌がJCRに収録され、20の学術誌がインパクトファクターを獲得し、昨年と比べて3誌増加しました。そのうち、Nano-Micro Lettersが初めて世界トップ100に入り、4誌が世界トップ500に入り、12誌が分野の上位25%にランクインし、前年比3分の1増加しました。

2023年Journal Citation Reportsに収録された上海交通大学の学術ジャーナル（写真・上海交通大学ニュース学術網）

22のジャーナルのうち、ナノマテリアルの学際的分野のNano-Micro Lettersのインパクトファクターは 31.6 という新たな最高値に達し、59位にランクされ、世界トップ100 に入りました。論文数が増えながら、インパクトファクターや総引用数などの指標も増加し、ジャーナルの品質、影響力、名誉度も向上し続けています。船舶と海洋工学分野では、Journal of Ocean Engineering and Science のインパクトファクターは 13.0 に達し、連続で世界第1位にランクされます。

注目される新刊も多くあります。Molecular Horticultureの最初のインパクトファクターは10.6に達し、園芸学分野で世界第1位になりました。同誌は、分子調節メカニズムに焦点を当て、モデル植物から園芸作物への転換研究に注目し、園芸関連研究に従事する科学者に世界的な学術交流プラットフォームを提供し、分子育種を中核とした園芸学研究から応用への転換を促進しています。超電導分野における世界初のオープンアクセスジャーナルであるSuperconductivityの最初のインパクトファクターは5.6に達しました。同誌は、超電導研究における理論、材料、応用の壁を打ち破り、複数の学術分野の融合を促進し、超電導応用研究の集約効果を強化することに取り組んでいます。

今年初めに設立されたばかりで、医学と工学の学術間の連携エコシステムを構築し、共同協議・共同建設・共有を実践し、「組織的な出版」の推進を使命とする上海交通大学医学工学クロスジャーナル連盟のジャーナル群は、素晴らしい成績を収めました。Translational Neurodegeneration は、トランスレーショナル神経変性疾患研究に焦点を当てた世界初のオープンアクセスの英語ジャーナルであり、インパクトファクターは10.8で、世界ニューロサイエンス分野のジャーナル310誌の中で13位にランクされています。Translational Researchは上海交通大学医学院付属仁済病院が運営した後、そのインパクトファクターが6・4に達し、メディカル・ラボラトリー・テクノロジー分野で世界トップ3にランクされました。

上海交通大学の「第14次5カ年計画」においてジャーナルに関する最初の特別計画が策定されて以来、同校のジャーナルは分野、地域、機関の垣根を超えた国際的な総合的で質の高いジャーナル群へと徐々に発展してきました。ジャーナルセンターは、上海交通大学の一流の学科に基づき、学術誌の質の高い発展をより力強く推進し、中国の特色、世界一流のジャーナル群で「未踏の領域を開拓し」「学術動向をリード」していきます。

JCRに収録された上海交通大学の学術誌一覧：

（写真・上海交通大学ニュース学術網）

情報源：上海交通大学ニュース学術網

        「2023年ジャーナルサイテーションレポートが発表　上海交通大学の学術誌、世界トップ100にランクイン」（上海国際サービス）