上海への留学

梅雨天(梅雨の季節)

study.edu.sh.gov.cnJun 14, 2024

梅雨は自然現象の1つで、冷気流と暖気流がぶつかり合うことで形成し、蒸し暑くて雨が多い天気がその特徴だ。毎年初夏から真夏までの間、梅雨はきちんと中国の長江中下游地域、東アジアの日本列島や朝鮮半島に現れる。古代の東アジア文化圏は、ほとんど同じの気候、地理、物産により作り上げただろう。いわば「山川異域 風月同天」、すなわち共感が形成しやすい。

梅雨という名称は梅に因んでいるのだ。地大物博の中国には、観賞用の花や食用の実を同時に備える植物の種類が余程あるが、梅のような、花も実も「盛名」を有するものは滅多に見ない。そしてその梅に似たのは大抵バラ科の「親族」だ。例えば、桃、李、杏、梨などがある。その内、梅は杏との最も近縁で、それらの実も極めて類似している。

熟した梅は、丸くてふっくらとする形で澄んだ黄色に染む実を結ぶ。ある年、梅雨の時期で上海世紀公園にある一面の梅林を通りかかったことがある。その枝の端やその辺の地上に黄色い梅の実が随所に見られる。梅の実は直接に食べられないほど極めて酸いため、普通は砂糖漬けや飲料などに使われている。日本式の食生活に、梅干し1個さえあればご飯1杯も食べられるのも、中国から伝わった「唐風」の現れかもしれない。